初等部の教育(English) Education of Elementary school

国際バカロレア/プライマリー・イヤーズ・プログラム

1つのテーマを複数の教科で探究する独自の教育法

IB-PYPを学びの軸に、児童自身が探究することの楽しさを感じ、そのプロセスや方法を理解しながら成長していくサポートをします。固定観念にとらわれず本質をとらえさせる指導で、子どもたちは身のまわりのことや社会全体の問題について深く考えるようになります。学ぶことに前向きなIB学習者として、知識、身体、感性の全人教育を実践します。

教科の枠を超えた「6つのテーマ」

テーマの探究を通じて算数や社会、理科などの教科スキルを養います。同時に、教室で学ぶことと社会との「つながり」を意識させる指導も大切にします。
テーマ1私たちは誰なのか
テーマ2私たちはどのような場所と時代にいるのか
テーマ3私たちはどのように自分を表現するのか
テーマ4世界はどのような仕組みになっているのか
テーマ5私たちは自分たちをどう組織しているのか
テーマ6この地球を共有するということ

「沖縄」のアイデンティティも大切に

感受性ゆたかな小学生の時期に、もう一つの大切な学びを。「沖縄」が舞台の国際バカロレア校として、郷土の生活・文化・歴史などを学ぶ「しまくとぅば」のクラスを開設。IB学習者の使命である“平和な世界を築くこと”にも通じる独自の指導方針です。

児童の五感に響かせる 学びの楽しさ・考える力・知識の広まり

UOI 探究型授業

多様なカリキュラムで、他に類を見ない教育を実践しています。UOI(Unit Of Inquiry)とは、IBカリキュラムの中核をなすもので、児童たちが人生で優れた能力を発揮するために必要な、知識・スキル・概念・行動といった大切な素養を学んでいきます。 単なる知識や丸暗記などではなく、学際的な探究プログラムで幅広くバランスの取れた概念的な学習体験を提供します。
児童は最初のうちは不安や緊張に包まれますが、日が経つにつれて力をつけ始め、スキルや自信を深めて挑戦を楽しむ姿に変わっていきます。

English 英語

言語能力の成長は、単独で教えられるものではありません。探究クラスと関連させて英語のクラスでは、「読む」「聞く」「書く」「話す」「見る」「発表する」などのコアスキルを中心に指導します。児童は習得した英語能力を、世界と交流するためのスキルとしてユニークに活用し始めるのです。
児童は初めのうちは英語でのコミュニケーションに戸惑いを感じます。しかし成長するにつれ、自由に自信を持って自分の意見を述べるようになります。

Math 算数

算数の授業は「探究クラス」に基づく横断的な学習です。授業には探究型とプロジェクト型の両方を取り入れ、常に複数の視点から考え、算数の知識や理解を実生活と結びつけていきます。
このカリキュラムを通じて、児童は探究心や思慮深さ、豊富な知識、ふり返る力、バランス感覚、思いやり、心の広さ、挑戦する姿勢などを一歩ずつ身につけていきます。
児童は算数を学ぶことに意欲的で好奇心旺盛です。常に共同作業で協力し合って探究し、理解と応用を深めながら能力を積み重ねていきます。

Life Tech ライフテック

Life TechクラスではICT学習を推進しています。児童個々にiPadを配付し、低学年ではその基礎的な使い方からビジュアルプログラミング、アプリを使ったポスター作りなどを行っています。中高学年では、編集アプリを使った動画作成や、プレゼンテーションに使うスライドの使い方などを自由に触りながら学習。
PYPの最終学年で行うエキシビションでも大きな成果を発揮します。
児童たちは次第に、iPadを自己表現のツールに使いたいと意識しはじめます。自分が持つスキルを存分に発揮し、挑戦し続ける人へ成長します。

Japanese 日本語

日本語のクラスでは、教科書の枠を超えてUOI(探究学習)のテーマに沿った文学作品や説明文などを取り入れています。
ペアワークやグループワークなど、児童の興味を刺激し続けるスタイルで、インターネットで検索したり、活発にコミュニケーションしながら学習を進めます。将来、MYPやDPで求められる「文学作品を読み解ける力」の育成にもつなげます。
初めは授業やスクールの中だけに留まっていた学習が、やがて帰宅後や休日の自主的探究に発展。互いに刺激し合って学ぶ姿に変化します。

P.E. 体育

体育では1年間を通して5つのユニットを行います。探究学習とも関連させ、友達と協働することで実技だけでなく、チームワークや社会性も養います。iPadで技や演技を撮影し、「どうすればよいのか?」を客観的に考え出す場面も大切にしています。
授業を通じて、目的のために自分は今どの段階にいて、どうすれば次に進んでいけるのか?を考え、行動していける「Risk-taker」を育てます。
児童たちはiPadでスローモーション撮影をして、膝の角度や姿勢などを教え合う練習方法を自主的に開発。「挑戦」する心・技・体を成長させています。

日・英の言語を使って 世界に羽ばたく国際教養の旅へ

本物の英語力を育成

ただ単に聴いて話せる英語ではなく、英語を自在に使いこなしながら、自分の意見を伝えたり、討論をしたり、思うままに記述できる能力を完成させます。
習得目標
◆英検…5年生までに準2級レベル以上
◆TOEFL Junior…スコア745以上

日本語での指導も万全に

多くの児童の第一言語である日本語をしっかりと学習。
理科、社会などの国際バカロレアの探究型授業には、「英語」を取り入れながら語学力を高めさせ、日本語も活用していく授業を進めています。

ICT環境を授業に活用

より高い学習効果や、授業の能率化、情報社会に即応するIT技能の向上をめざして、英語や日本語、算数などの各教科から、国際バカロレアの探究学習まで、すべての児童が専用のタブレット端末(iPad)
を活用。先進のICT環境を授業に取り入れています。

英語・日本語の習熟度を補う【言語サポートクラス】

入学直後や年次が進んでいく中で、児童の間では英語や日本語の言語力に習熟度の差が出はじめます。児童自身の不安や、保護者のご心配を解決するために、初等部では英語の授業中に行う言語サポート「在籍するクラスにサポートの先生が入る“Push in クラス”」や、「別室で集中的に学ぶ“Pull out クラス”」、日本語ではJFLクラスを併設して、基礎語学をしっかりと支援します。

探究学習の集大成【エキシビション】

国際バカロレアプライマリー・イヤーズ・プログラムの探究学習発表会として、PYP最終学年の5年生によるエキシビションが行われます。
児童がこれまでの学習で培ってきた、探究する力・まとめる力・発表する力・協働体験・知識・スキルなどのすべてを、英語で発表します。〈絶滅危惧種〉〈テクノロジー〉〈飢餓〉〈災害〉〈自然〉など、児童が自ら興味のある社会問題を選び、トピックについて発表します。

初等部からの進路

IB integrated education ~国際バカロレアの一貫教育~

「国際バカロレアの一貫教育」を求めて、多くの在校生が「OISの中学部」へと進んでいきます。

「進路相談デスク」が万全にサポート

OIS中等部への進学や、公立小学校からの転入学など、あらゆる進路相談にお答えします。

公立小学校・教育委員会との関係

本スクールは国際バカロレア(IB)の認定校ですが、文部科学省から一条校としての認可を受けている学校ではありません。沖縄県内の公立中学校に籍を置いている児童・生徒は、そこに籍を置きながら本スクールに通学し、学ぶこととなります。
本スクールから児童・生徒の出欠席状況・成績等を定期的に公立学校に報告します。

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