校長先生ブログ

今年も6月23日がやってきました。沖縄にとっては特別な日です
慰霊の日です。戦争で亡くなった尊い命に平和を約束する1日です。沖縄はその日を境に実質的に米国の植民地となり日本から切り離された日でもあります。沖縄の人々の人権が抹消されたのが沖縄戦であり、その後につづく植民地時代です。

「平和」について考えると一つの壁にぶつかります。それは、「平和」のために武力を持って均衡を保つという考えです。それは「平和」ではありません。力の均衡です。そういう意味では日本は平和ではありません。

平和を考えるときに私は「人権」を中心に考えるようにしています。戦争は人権蹂躙の最たるものです。その真逆に人権が尊重されるということは、人それぞれがお互いを考え、支え合っているということになります。

「人権と平和」、米国発で人種差別撤廃のデモが世界中で起こっています。私たちの考えの中にも人種や国籍による人権差別は持っています。差別意識を無くするためには相手を知り、お互いにコミュニケーションを取ることが何より大切。OISもダイバシティー(多様性)のスクールになればその環境が人権を育てる。コロナ禍でも「慰霊の日」は変わらない、願いは1つ、子ども達に「平和」をあげたい。

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