中等部の教育Education of Middle school

国際バカロレア/ミドル・イヤーズ・プログラム

MYP 3つの教育方針

包括的学習
「すべての知識は相互に関わり合っている」という認識に基づく学びと、その指導
多文化理解
「生徒・保護者・教師・職員のすべてが自国や他国の文化を尊重」する国際的視野
コミュニケーション
「開かれたコミュニケーション」の重要性を理解し、そのスキルを習得する

発想力・創造力・構想力の開発を核とする授業

個人と社会

歴史と社会科学の授業を組み合わせた年間6つのユニットで構成。
授業は探究型で、若いうちから高次の思考を身につけるというIBのミッションに沿って、重要な概念を理解していきます。国際教育とともに、OISでは沖縄の文化を学び、その歴史を理解し、体験することに重点を置いています。 音楽と歴史を組み合わせた他教科同士によるコラボレーション授業を行うなど、常に「新しいアイデア」を取り入れながら、「生徒主体」「少人数制」の創造的な学習環境を提供しています。

英語言語習得

英語の言語習得において、中等部ではIBディプロマ・プログラムも視野に、早い時期から英検準1級の取得を目指します。国際基準の語学力テスト・TOEFLやIELTSに対応するため、フラッシュカードやドリルを使って年間平均120時間のカリキュラムを組んでいます。

理科

人体のバランス・自然界のバランス・自然界の変化・化合物の名称と式の書き方・化学反応と式・運動、というトピックを6つのユニットで学びます。科学の世界では「魔法」のように見えても、生徒がその原理を理解すれば魔法ではなくなる。これを常に生徒の学習活動の中に提供しています。聞くだけでは忘れる。見れば覚える。やれば理解できる。チャレンジングな課題に意欲的に取り組める授業を構成しています。

奉仕活動

生徒も教師もすべてが「愛に満ちた世界市民」として成長していくために、OISでは奉仕活動の授業も大切にしています。1つ1つの機会や経験が、生徒の人生に新しい視点や洞察力を与え、尊厳・感謝・責任・理解・協調の心で平和な社会をリードしていける、すばらしい「国際教養人」に育ちゆくことを願っています。

国語

様々な地域、時代、ジャンルの文学作品や、新聞やポスターなどの非文学作品も含めて、それらのテクストを学習し、分析します。言語、登場人物、作者、時代背景など様々な観点からアプローチし、探究し、筆記の作文だけでなく、プレゼンテーションや映像作りなど多様な方法で表現する機会を設けます。こうした活動の中で、創造性豊かな読み書きの力を育て、コミュニケーション力、発表力を身につけます。

美術

美術を学ぶには多様な文化への知識と理解が重要です。生徒が精神的にも感情的にも活発であることが、この創造的なプロセスに成功をもたらします。時には授業の初めにサルサ音楽を流して高揚感を分かち合います。一人ひとりが優れた美的感覚で芸術を鑑賞し、理解し、分析し、創造する力を育むために、包括的な視覚教育をテーマとしています。

デザイン

MYPのデザインのクラスでは、最終的な作品や解決策よりも全体的なデザイン過程に重点を置いています。探究心と問題解決は、デザインの中心です。デザインカリキュラムモデルを使用して、探究を構成し問題を分析する方法論、実現可能な解決策の開発・作成、そしてそれをテストし評価などを行います。

総合的な知性 高い倫理観
実践的な語学によるプレゼンテーション力を育成

「言語適応能力」を高めるカリキュラムでハイレベルな資格取得を目標に

中等部ではほとんどの教科を英語で学ぶため、入学時から一定レベルの英語力が求められます。そこからさらに言語の適応能力を高めるカリキュラムを実践し、そこで身についた英語力を測るため、英検を受験する生徒もいます。準1級、1級の取得を目指しながら、TOEFL Jr. やIBTのハイスコアにも挑みます。また漢検などの幅広い資格にもチャレンジします。

言語力に応じたクラス分け

コミュニティプロジェクトは、生徒が主体となって社会貢献や奉仕活動の成果を発表する中等教育の集大成です。パーソナルプロジェクトは、生徒が自主的にこれまでの探究学習の成果を発表する集大成の場です。

歴史・自然・文化を探究する「校外学習」

コミュニティプロジェクトは、生徒が主体となって社会貢献や奉仕活動の成果を発表する中等教育の集大成です。パーソナルプロジェクトは、生徒が自主的にこれまでの探究学習の成果を発表する集大成の場です。

自主的な探究活動の成果を発表
【パーソナル・プロジェクト】

Project Based Learning:PBL(問題解決型学習)は、探究型学習の代表的な手法の一つです。その特徴は、生徒が現実世界の課題を解決するための製品(プロジェクト)を構築することです (例:株のチャートとローソクとは何か・パソコンを使ったアニメソングの作り方・自然の写真技術の向上・世界の貧困・2Dモデルソフトウェアを学ぶなど)。
OISでは、世界のコミュニティへの貢献を合言葉に、国連のSDGsにも挑戦する革新的なアプローチで、このPBLを実践しています。生徒自身がプロジェクトのアイデアを考え、教師はファシリテーターとして彼らを支援しながら導いていく、生徒を中心とした学びのスタイルを一貫しています。
こうした先進的な学習体験を通じて、生徒たちは生涯にわたって学びへの本質的な興味を持ち続け、創造的思考・批判的思考・問題解決能力など、これからの世の中に求められる大切なスキルを身につけていくのです。

PYP学習を生かしたDP学習の出発点

MYPでは外部試験(APTISなど)を活用した英語クラス分けを定期的に実施しており、英語力を総合的に評価します(CEFR 言語運用能力測定指標)。評価結果は、カリキュラムにおける言語サポートやクラス分けに使用するだけでなく、生徒一人ひとりの努力や成長の記録にもなります。

中等部からの進路

OISの高等部(和名:沖縄国際学院高等専修学校)には、国際バカロレアコース(IB)と国際リベラルアーツコース(ILA)があります。OIS中等部の生徒は、IBDPコースに進学します。
もちろん、このIBDPコースで学ぶための英語力・学力・目標を持っている外部生も、IBDPコースの受験は可能です。
ILAコースは、OISの英語環境や探究教育、海外大学への進学体制を求めて、他校からの受験によって入学する生徒を対象とします。

「進路相談デスク」が万全にサポート

インターナショナルスクールの進路は、以前より非常に選択肢が増えてきました。特に国際バカロレアにおいては、文部科学省も推奨する国際認定プログラムのため、国内の国公立・私立大学も積極的に受け入れています。国内の大学をはじめ、海外進学も視野に入れた多様性のある進学カウンセリングが重要です。本スクールでは中等部から継続的な進路ガイダンスを行い、様々な可能性を示しながら目標意識を高める学びの姿勢に活かしています。

公立中学校・教育委員会との関係

本スクールは国際バカロレア(IB)の認定校ですが、文部科学省から一条校としての認可を受けている学校ではありません。沖縄県内の公立中学校に籍を置いている児童・生徒は、そこに籍を置きながら本スクールに通学し、学ぶこととなります。
本スクールから児童・生徒の出欠席状況・成績等を定期的に公立学校に報告します。

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